「土の中でも元気に頑張ってね」

たまみらくるの日記です

わたしとえんそく

初心取り戻そうということで、一番頭がおかしかった時期のtumblrを引っ張ってきました。

3年前の、以前のドラムさんが抜けたときのエントリです。

これを読み返して思ったのですが、私は「えんそくにネガティブな印象を持たれなくない!」って時に長文をしたためる傾向があるようで。

あとお前は何様のつもりだって思いますよね、自分でもそう思います…。

表現がおかしいところは訂正しますが、ほぼ同じ内容です。

 

 

私はいわゆるバンギャルです。

えんそくというヴィジュアル系バンドが好きで特にボーカルのぶう(敬称略)が大好きです。

 

2011年の夏にゴールデンボンバーのDVD上映会を家でやったのですが、その時友達が

「そういえばThis is a pen.ってタイトルの曲をやってるバンドがある、ライブパフォーマンスもだいぶおかしい」

と教えてくれたのが出会いでした。

 

知った直後に丁度いいタイミングで無料ワンマンが神楽坂EXPLOSIONであり、パフォーマンスはおかしいのに演奏はちゃんとしてるしボーカルぶうの喋りはやたらと達者だしですぐに夢中になりました。

 

2012年は自分の事情であんまりライブには行ってなかったのですが、3週間連続ライブの一番最後の日に行ってやっぱり良いバンドだな、大きいライブには行こうと決意したのを覚えています。

 

2013年のWESTワンマン、ギターにJoeさんが加入してここでぶうからの「最後のえんそく」宣言がありました。

「解散までこの5人のメンバーでやる」

ああ、ぶうの言うとおりこのメンバーは一人でも欠けちゃいけないな

欠けちゃったらえんそくは解散するしかないなと実感しました。

まぁこの後夏のEASTワンマンが発表になり、解散を匂わせるピントがずれた売り出し方をしたのと楽しくないライブがあり相当熱が冷めたのですが…

 

何だかんだ言いつつもEASTライブで解散詐欺の撤回とライブが楽しかったのでまたえんそくに舞い戻ったのでした。

 

そして自分の中で一番大きかったのは12月にあったNHKの「センバク!」という番組の公録です。

仙台サンプラザホールという大きいホールでのステージが本当に格好良く、えんそくはもっともっと大きい場所でやるべきだとまた惚れ直しました!

が、その後のひな壇トークでのぶうの落ち着きのなさに心底がっかりし帰りの新幹線の中で人に愚痴を送りまくったのでした…

 

しかしその1週間後のUCHUSENTAI:NOIZさん主催のチャリティライブで今までなかった、他の人に感謝をするようなMCをしたって友達から聞いて行ってもないのにめちゃくちゃ泣いてえんそく好きだなってぶう好きだなって。

 

その後は7日間連続無料ワンマンは全部行き、ワンマンしか行ってなかったのに対バンライブにも行くようになり、遠征もしちゃったり。

2014年はバンドを勢い付けて、中野ZEROホールで発表された2015年4月にある赤坂ブリッツワンマンライブを成功させるんだという気迫があり、私には「これを応援して満員になった赤ブリを見ないといけない」という謎の使命感が生まれました。

 

30歳にしてこういう事をいうのは大分恥ずかしいですが、ぶうが改造人間「人間改造ニンゲン」という曲前に言う「えんそく大好きに改造してやるー!」って言葉通りほんとにえんそく大好きに改造された実感があります。

 

ここまででぶうの事しか書いてませんが、他の4人のことも勿論大好きです。

 

演奏が安定しているし「この人バンドに対してテンション低いな」って感じること無くえんそくは一枚岩だなって思っていました。

 

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6/29のライブ後の月曜日、突然ドラムの稔さんが休業するとのお知らせがありました。

まったくそんな兆候がなくて青天の霹靂ってこういうことを言うんでしょうね。

 

詳しい事は発表されてないし、戻ってくるだろうとぼんやり思っていたら、金曜日に稔さんの休業で不安になっているときに追い打ちをかけるかのような「2015年赤坂ブリッツワンマン中止」との追加の発表。

 

その週末にあった浜松のライブでぶうから説明があり、その時は納得したのですが。

(その時の感想はこちらです)

 

改めて発表するって言ってたのにそんな気配全く無いですし、来年4月の赤ブリを中止にしたのに2014年のライブはどんどん決まるしそもそも稔さんの今の状態は?

それすらも分からない!

腱鞘炎だと知ったのはサポートに入った犬神サーカス團の明さんのツイートでしたしずっと混乱していました。

 

ドラムが稔さんじゃないライブも見ましたが、セットリストが単調になってしまってるしまとまりはないししっくりこないから早く稔さん帰ってこないかなってのんきに思っていました。


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昨日は私が初めてえんそくを見た神楽坂EXPLOSIONで「一人同士のボクラ」というイベントを見に行きました。

これは各メンバーがそれぞれ出し物をするというもので、出演者欄には

 

  • ゴリラさん(ぶう)
  • 一人ぼっちの雪月花(稔)
  • 生殺し(クラオカユウスケ&Joe)
  • midoriningen(みど)
  • えんそく(えんそく)

 

とあります。6/29のライブ以来稔さんが見れる!

えんそくもやるって事は稔さんが叩くのかな!?とワクワクしていました。

 

でも結局、稔さんはこのライブをもって脱退と発表されました。

 

最後の最後までえんそくらしいラストで、私は不思議とカラッとした気持ちでライブハウスを出ることが出来ました。

(脱退発表の流れはこちらです)

15年くらいバンギャルやっていますが、幸運にも好きだったバンドのメンバーは音楽続けてくれている人ばかりで一線を退くというのは稔さんが初めてかもしれなくてやっぱりショックです。


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今回の稔さん脱退に関する公式コメントはこちらです。

休養期間内に考えていたことは沢山あります。

 

  • 何故稔さんに関しての公式な発表があっさりしていたのか
  • 何故2015年のライブはキャンセルしたのに2014年のライブはどんどん決まっていくのか
  • 何故稔さんの怪我の経過を教えてくれないのか
  • 何故稔さんの名前出すのすらタブーな雰囲気があるのか、など

 

最後のは私の思い込みかもしれませんが、なにも発表がないと悪い方に考えてしまいますよね…。

結局今回の脱退コメントで全て答え合わせ出来てしまい、最悪の事態が当たってました。

 

(下記は個人の感想です、ご了承下さい)

 

稔さんが続けていくのはもう難しいのは確定していたのに、きっとぶうの「最後のえんそく」宣言があったから先延ばしにしたんでしょうか。

ぶうは「最後のえんそく」宣言を嘘にしたくないし、でもえんそくを解散はさせたくなかったから足掻いたのでしょうか。

HPでのぶうの稔さん脱退に関するコメントは、話し合いの空気をストレートに伝えています。

自分の事ばっかり書いてます。

あの日の「約束」よりも、

目的を「死ぬまで〈えんそく〉する」とした自らの「決意」を取りたい。

迷わずにそう思ってしまいました。

 

言葉が正直すぎるし、見せなくていいところまで見せちゃうのが好きだったなぁとこういう時に思い出してしまって私は最低です。

正直、ぶうの脱退コメントを聞いたとき「自分の保身しか考えてないじゃないか」と怒りすら覚えましたが、HPのコメントをちゃんと読んだら説明出来ていなかったニュアンスが補足されていたので落ち着きました。

私も「最後のえんそく」宣言を心のよりどころに稔さんを待っていたので脱退は本当に残念です。

 

稔さんがいないえんそくは随分減速してしまったと思っていたのですが 

むしろ遠のいてしまった未来への道を、フル回転する頭ですでに描き始めているし、
破ってしまった誓いのぶん離れる心は、必ず、どんなペテンにかけてでも取り戻そうと決意を固めているし、
絶対にこのバンドは立て直す!と覚悟を決めている。

という一文をみてすごく安心しました。

 

ぶうのえんそくというバンドに対する思いは今回のコメントで痛いくらい伝わってきましたし、私はきっとこれからもついて行くのでしょう。 

稔さん5年間、必死でボクを支えてくれてありがとう。

稔さんがいたから今のえんそくも、これからのえんそくもあります。


稔さんお疲れ様でした。

本当に今まで有難うございました。

それにしても今後

 

豚の世話は誰がするんですか?

 

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