「土の中でも元気に頑張ってね」

たまみらくるの日記です

青春とは闘争である

こんばんは、たまみらくるです。

大好きなバンド、えんそくのファン旅行「青春の補修的特別学級 えんそくの週末中学-全寮制-」へ行ってきました。

 

f:id:tamami_no_orochi:20171204234629j:plain

行き先は南房総の学校、お宿は関東民ならテレビCMでお馴染みの「ホテル三日月」。

今回のコンセプトは「学校生活」。

クラス分けして授業やテストを受けるという事が告知されていて、制服や体操着を着てくることが推奨されていました。

 

ネットの極々一部で「校風に合わず、2名転校した」という事ばかり話題になっていましたが、ちゃんと楽しかった旅行だったというのを伝えたいです。

 

ただ運が良かっただけで、もしかしたら転校したのは自分だったかもしれない可能性も感じています。

それくらい、賛否両論な旅行でした。

 

何が良くなくてどうすればよかったのか、何が楽しかったのかを考えたくブログを書いています。

 

友達同士の参加をバラしてのチーム分け

大まかなクラスは一緒のホテルの部屋で泊まる友達と固まれたのですが、着いてすぐに更にランダムで5〜6人のチームに分けられました。

2日間ほぼずっとこのチームでの行動。

突然発表されたチームで披露する宴会の出し物

これが一番波乱を呼んだ原因だと思っています。

同じチームの人の名前もキャラクターも、顔も覚えられないうちからこんな無茶ぶりをするなんて!

仕切れたり自主性がある人がいればいいのですが、意見をいうのが得意じゃなかったり表に立つのが苦手な人もいますよね。

宴会がチーム単位での席順

ご飯は流石有名ホテルだけあって、とても豪勢なものが出ました。

f:id:tamami_no_orochi:20171204234555j:plain

友達と楽しく食べたかったです。

実際は宴会芸の関係上チームで固まって食べることになりました。

芸の披露が後半だと緊張であまり食べられなかった方もいたようです。

 

 

良くなかった部分は「ランダムのチーム」「宴会芸」に尽きます。

複数名で申し込んでる人達はバラバラで行動することになるとは流石に思っていないのでは。

そして初対面同士ならまだ良いですが、仲良くない人と一緒に行動することになるとお互いに心に傷を負います。

こんなところまで学校を踏襲しなくても…。

宴会芸は申込時の概要にも出発案内書にも書かれていません。

本当に寝耳に水でした。

 

それでは楽しかった部分について。

 

あだ名探しゲーム


校舎内に封筒に入ったあだ名が書かれたカードが隠されていて、それを探して気に入ったあだ名が2日間で名乗る名前になるという、当日発表されたチームの親睦を深める為のレクレーションです。

班で協力して、何枚でも取ってOKですが人数分に満たなかったら「げろしゃぶ○号」というあだ名を名乗ることになります。

またカードの裏には「職員室へ」と書かれたものがあり、職員室で先生に扮したメンバーからの試練に打ち勝つとその先生にまつわるあだ名を貰えます。

このあだ名が凝ってたり、下ネタだったり、ネットに書いたら怒られるものだったりでえんそくっぽくて面白かったです。

なお私はこの試練に挑戦し勝ちました。

クラッカー3枚を早食いするというものです。

口の中がぱっさぱさになりました。

 

2日目の授業

f:id:tamami_no_orochi:20171204234607j:plain

先生がそれぞれの科目を受け持っています。

 

  • ぶう→歴史(えんそくヒストリーについて)
  • ミド→図画工作(段ボール工作についての座学・壁画を描こう)
  • クラオカユウスケ→家庭科(お菓子をリメイクして新しい味を作ろう)
  • Joe→理科(ペットボトルロケットを作ろう)

 

それぞれ30分ずつの授業を受け、最後にペーパーテストを行いました。

えんそくはたまにピントのずれたことをやって、変なバズり方をしてしまう事がありますが、基本的には素朴で優しくて人柄がいい人達だと思っています。

ふとしたやり取りなんかでそれを感じます。

だから私は何があっても結局好きなんですよね。

個人的には歴史の授業で初めてえんそくを見たときのライブのエピソードが出てきたのが嬉しくて涙が出ました。

このライブへ行かなかったら今の私はありませんから。

 

合唱コンクール

これも旅行当日発表になった催し物です。

ただ、クラス単位なので宴会芸ほど荒れませんでした。

合唱は遠い昔の学生時代を思い出して甘酸っぱい気持ちになります。

そして「ブルーハーツ」の合唱は本当に素晴らしかったです。

曲のテーマ・学校・合唱の甘酸っぱさが相まって胸が一杯になりました。

歌いながら泣いちゃう子もいたくらいです。

これからもえんそくの曲と色んな思い出が沢山結びつくといいなと思います。

 

 

悪のように言ってしまった宴会芸も、合唱も「みんなで0から作り上げて達成する喜び」を伝えたかったのかなと思います。

大人になると集団で目標を持って何かをするという機会がめっきり減るので新鮮でした。

本当に、事前の告知とか配慮とかちょっとずつ何かが足りなくて悲しい事になってしまったのかな…。

 

確かに1日目はあんまりメンバーを見る機会がなかったですが、2日目はちゃんと学校生活っぽいイベントでこれを2日間やっても良いくらいでした。

1日目と2日目の内容が逆だったり、交流が深まってから宴会芸だったらまだ転校も防げたのかもしれません。

 

えんそくは大好きなバンドだし、転校した子も大事な友達で私はどっちも手放したくないのでどっちが悪いというのは考えたくないです。

そしてお金を払って参加した人のものであれば楽しいという感想も、帰るくらいムカつくという感想も尊重するべきではないでしょうか。

f:id:tamami_no_orochi:20171204234620j:plain